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s/magazine 2011年4月号
200904タイトル

今月の花「さくら」  花言葉 精神美


4月の24節気

清明(せいめい) 4月5日(火)万物新鮮 桜花欄慢。

穀雨(こくう)  4月20日(水)五穀を生長させる雨がふる。


被災時雑記
 (今月は四季折々を取り止め、本稿を掲載します)

  2011年3月11日(金)16:00
             社内自分のデスクで

デスクワーク中、地震警報器(※1)がピー・ピーとけたたましく警報音を発した。その約
5 6秒後にガタガタと大きな揺れが来た。このビルで約30年間仕事をして来ているがこれまで経験しなかった左右へのビル全体の揺れ、超耐震建物(※2)である弊社の本社ビルは弓なりになっているような感じがする。ギシギシと左右に揺れて棚からの小物がボロボロ落ち、フロアーにある置物がバタンと倒れる。まるで自然のエネルギーが「もう我慢できぬ」と怒り狂って、大きく弾け砕けた様に感じた。

額縁が斜めになりガタガタなっている。書類ロッカーの両開きの扉が開き、中の書類が前に押し出される。部屋の窓から外を見ると電線が波うち、前の近江屋洋菓子店の1階右側の大きなガラス(ヨコ2 タテ8m位)が斜め亀裂入り下部が割れている。
外を歩く人は立ちすくみ、ただ街路の上部を見つめている。大きな地震を感じているが、どうしてよいのか分からない緩慢な動作である。かつてTV映像で視た地震の際の外で避難している人々の不安さを、これからその人たちは自らが経験することになるのだろう。

※1.2006年(平成18年)弊社がわが国における地表探査のベンチャー企業と共同でモービル型地震波検出警報装置を開発。特許を取得した製品。

※2.1923年(大正12年)9月の関東大震災以後、耐震化による鉄筋コンクリート造りへと変わった震災復興期の昭和初期の建造物。




  2011年3月12日(土)8:00
             社内自分のデスクで


昨夜は帰宅難民となり会社泊。朝
7時にコンビニで肉マンを買って朝食とする。執務室の床に設置された地震警報器は概そ震度4以上で警報音(ピー・ピー)を20秒発するようになっている。本器は余震が来る度にかなり正確に警報を発すると確信できた。それはパソコンでNHKTV地震の速報を見ていて、必ずと言うほどからだで大きく感じる揺れが震度4以上で、本器はその前に必ず警報音を発していた。それ故に警報音がならないで揺れが来ても気持ちの上で「これは大きくない。大丈夫だ」との確信があった。そのことにより心に余裕が出来て、いたずらに揺れに動揺することはなかった。

また警報音が鳴るたびに安全な場所に移動すること等、同フロアーの社員に注意をうながすことが出来た。


反省として

・帰宅難民になりそうな気配を感じたら食糧の確保を早めにする。

・携帯ラジオを身近に持つべきと思う。懐中電灯はカバンの中に入れてあるので会社に就寝する段階で安心感があった。

・会社内の身近にTV1台設置する。(VTR付)

 (PCでも間に合うが、TVの方が画面が大きいので理解しやすい。)

・なにがなんでも地震保険には加入しておく。




  2011年3月13日(日)14:00 
              自宅にて

今回の大震災が景気に影響を与えることがらを考えてみた。

 
1.経済活動が後向きな対応を迫られているので、個人も企業もプラス志向になる意識がうすれ、沈静化して活気がなくなる。(何かたまにはゼイタクや投資をしようという意識がなくなる。― 内向き志向でモノが売れなくなる。(高級品、別荘など))

 
2.それをとらえて経済活動と人間の心理に自粛ムードが大勢を占め、消費を押さえようとする傾向になり、「物を買わない」、「外食しない」、「なにごともなるべく安く済ます」とする生活が主流になるため景気を下押す。

 
3.仮に浮かれて何かをしようとする人がいると、外部の人がそれらを非難する態度にでて、地味な行動をしておくとのことで、世の中が内向きになるため景気が悪くなる。

 
4.自宅などの補修などに個人的出資が多く、趣味、家族サービス消費が減るためそれらの関連する事業は売上減となる。

 
5.東北関東地区の工事会社は復興のための特需景気となる。

 

6.緊急事態が続き、TVの放送自粛が当然となり、無神経なCMが流せなくなる。広告、TV局、広告主が難しい対応(判断)をまちがえないように神経質となり、広告出稿を低めにしていくため、消費を押さえられる。

 

7.特需が発生する(プラス会社)

 建築工事会社(補修のため/建築資材、新築のため)、ハウスメーカー、内装外装会社、道路工事会社、家具、電化製品販売会社

  

8.業績に悪影響される(マイナス会社)

 ・電力会社

 ・保険会社

 ・旅行会社(ホテル・旅館・お土産屋など)



  2011年3月21日(祭)13:30 
             自宅にて


TV、ラジオで震災発生から10日経ったと伝えています。今回の地震で千葉県我孫子市は震度5弱を記録し、幸い人的被害はありませんでしたが、利根川に近い布佐・都地区では液状化現象で大きな被害が出たとのことです。

私の住まう家屋も屋根、外壁、内壁、庭の池などかなりの補修を要する損傷を受け、この連休中に建築会社、植木屋、防水工事などの担当の方との現場立会いをし、その対策の手だてで時間を費やしました。担当者のお話しでは余りにも工事要請が多く、自社で建築した建物だけの工事のみを最優先にすることが会社方針とのことでした。また現場作業者は自社で間に合わず関西方面の同業に依頼して、外注する体勢で対応するとのこと。当方の工事も2・3ヵ月の猶予を欲しいとのことでした。

自分で出来る範囲の補修はして下さいとの要請でまた私はいつものDIYの店に行き材料、補修剤を購入しました。店内は計画停電の節電で暗く、顧客も少なくいつもレジの近くにある乾電池、トイレットペーパー、その他「売切れ」「商品入荷は予定なし」の告知が現在の生活の緊迫感を伝えています。

道すがらガソリンスタンドの道路は延々と給油を求める自動車がつらなり車社会のパニックとも言える異様さを如実に表していました。

結局住まいの私の出来る補修は2日間で致しましたが、今は背中と腰に痛みと張りがあり、今日の雨は「いい加減にしないと・・・」との天の声だと思いました。











| 被災時雑記 | 00:08 | - | - | pookmark |
私の心に届いたメール
(許可を頂き一部を抜粋して掲載しました)

 

  島倉千代子の「人生色々」、ああ上野駅の歌詞にある「くじけちゃならない人生は!・・・」
この度は、歴史に残る災難であり、日本にとって良い試練だと思ったりもします。
金の亡者の中で生きる世界中の人たちに向けて「心身伴ってこその先進国である」を証明した良い教訓であると思います。

 

 

  この度の大震災で、人生は有限であると再び痛感致しました。震災の日、皆が叫び、机の下に潜る中、二次災害がおきないよう、ロッカーの鍵を閉めてまわったり、その後も他の会社が避難する中、指示もなく、皆がワイワイしてる中、たんたんと電話対応等をしていて、しみじみこのままではいけないなぁと思いました。私の祖父が「生きてるだけでも、まるもうけ、生かされてるんだ」と言っていたのを噛み締めます。地震大国日本は宿命を乗り越え、今の経済や文化を築いてきたのだから、誇りをもって、自分の使命を果たしたい。

 

 

  また一日一日を感謝し、自分のできること、やれること、やりたいことはその日その日で完結していく事の重要さも改めて認識し直しました。

 

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